JIPA NEWS No.008を配信しました
情報・広報委員会 挨拶
(一社)日本インテリアプランナー協会会員の皆様こんにちは、メールマガジン JIPA NEWS 第8号をお届けいたします。
様々な制限と制約を生み出していた、コロナも5類へ移行し少しずつ生活様式も戻りつつありますね、各協会の活動もより活発になって行くのではないかと思いますので、会員の皆様により多くの情報を発信できれば幸いです。
情報・広報委員会より
インテリアプラン二ングアワード受賞・入選作品マップのお知らせ
日本インテリアプランナー協会のホームページにて、2018年以降のインテリアプランニングアワードの受賞・入選作品のマップを公開しています。日本インテリアプランナー協会ホームページの画面右下に「受賞・入選作品マップ」バナーを設置しましたので、ご利用ください。
各地域協会より
「活動報告・告知」
〇日本インテリアプランナー協会 東京
■第7回サロン・ド・IPオンラインセミナーを開催しました
- 日時:2023年3月30日(木) 18:00~19:30
- 場所:zoomウェビナー
- テーマ:イタリア家具の伝統と革新
- スピーカー:
㈱カッシーナ・イクスシー 製造開発部 部長 飯田 光弘 氏
㈱トミタ 取締役副社長 富田 州正 氏 - ファシリテーター:(株)イリア 沖野 俊則 氏
- 司会進行:(株)翔洋 嶋田 陽子 氏
- 参加者数:56名
- 主催:国際委員会
第一部:Cassinaの持続可能なデザインとモノづくり ㈱カッシーナ・イクスシー 飯田 光弘 氏
1927年に木工からスタートしたCassinaのものづくりの歴史を、写真や動画で紹介していただきました。誰もが知る名作家具の製作の様子や、時代の変化とともにその作り方や素材を変えていくこだわりなど、普段見ることのできないCassinaの裏側を垣間見ることができ、とても興味深い内容でした。
第二部:家具は孫へのプレゼント ㈱トミタ 富田 州正 氏
どこまでも素材と製法にこだわる「プロメモリア」のものづくりは、まさにクラフトマンシップと情熱が注ぎ込まれて出来上がっている、と言うことが伝わってくる内容でした。日本の和紙などの伝統素材も、その家具に使用されてると言うことは、とても興味深く、実際に目で見て、触れてみたいと感じました。
■第29回通常総会 報告
- 日時:2023年5月29日(月)
- 場所:日本青年館ホテル宴会場(東京都港区)
昨年に引き続き本年もリアル総会が開催されました。
正会員総数120名のところ、出席・委任状合計39名にて総会は成立しました。
- 2022年度活動報告/決算報告/監査報告/承認
- 2023年度活動計画案説明/活動予算案説明/審議・承認
- 協会名称変更及び定款変更に関する説明・審議・承認/報告事項
会長より、コロナ禍を経て様々な価値観の変化とともにインテリアプランナーの役割や活動についても、新たな方向性や可能性への取り組みが今後の課題になると提案があり出席者全員に共有されました。総会議題においては次年度活動計画としてリアルイベントの実施強化や名簿システムの構築など、会員増強や運営の効率化に関する内容が組み込まれました。また協会名称変更について承認され、5月末日より新名称「一般社団法人 日本インテリアプランナー協会 東京」を用いることになりました。
通常総会記念講演会を開催しました。
- テーマ「空間デザインのプロセス」
- 講師 丹羽 浩之 氏 空間デザイナー/有限会社ヴォイド代表
- JID(日本インテリアデザイナー協会)理事長
- JCD(日本商環境デザイン協会)理事
- 聴講者 76名
商業施設からオフィス、個人住宅まで幅広く設計・インテリアデザインを手掛ける丹羽氏。プロジェクトにおけるコンセプトメイキングから空間の実現まで、写真と映像を使って説明して頂きました。デザインに対するこだわりとブレの無い仕事の進め方についての明快なスタンスはプロの仕事として感銘を受けるものでした。
懇親会は隣室を開放して立食スタイルで開催しました。
出席者は81人。久しぶりのリアルパーティで大変盛り上がりました。新入会員の紹介では様々な方がインテリアに興味を持って入会されたことが分かり、インテリア関連分野の広がりを感じるとともに一緒に活動することで、協会の更なる発展を期待させてくれる楽しい懇親会でした。
〇日本インテリアプランナー協会 静岡
■令和5年度通常総会 報告
令和5年4月28日、3年ぶりのリアル総会が開催されました。正会員・準会員・賛助会員総数36のところ、出席・委任状合計26。総会は成立しました。
- 令和4年度事業報告
- 令和4年度決算報告
- 監査報告
- 令和4年度の承認
- 令和5年度事業計画案説明
- 令和5年度予算案説明
- 令和5年度の審議・承認
コロナ禍で実際の活動が出来ず会費も蓄積していることから、今年度の会費は徴収しないことになりました。一連の総会議題が進み、次に昨年度からの懸案事項である今後の協会運営について話し合いがされました。会員数減少、高齢化等このままの運営は困難が予想され、この1年をかけて議論を進めていくことを確認しました。
懇親会は会場を移動し、いつものように和気あいあいと楽しいお酒、お料理、会話を楽しみました。久しぶりに顔突合せての集まりは、会員の結束を実感でき、この仲間と今後どの様なつながりを継続していこうか、皆考えていました。小規模の会だからこその良さが現れた、いい一日でした。
〇日本インテリアプランナー協会 中部
■リニモで巡る春の交流セミナ―
(主催:CIP交流国際委員会) 2023年5月17日(水)
春のイベント、と銘打ちながらも、夏を思わせる暑い日差しの中、平日にも関わらず10名の参加で開催。「晴れ女」を自称する強力メンバーが参加すれば、確かに晴れるからすごい。4年ぶりの野外リアルセミナーには、テンションが上がる。「リニモ」(Linimo)は、日本で唯一の「磁気浮上式リニアモーターカー」で、愛知高速交通株式会社が運営する東部丘陵線の愛称。2005年の「愛・地球博」に来られた方はご存じか、無人自動運転で走る。自然豊かな沿線には、素晴らしい環境の中に大学が点在し、学生の乗客が多いのが特徴。今回は、そのリニモ沿線の施設を訪ねて学ぶ、まじめなセミナー。
ツアーは、始発駅の「藤が丘」駅からリニモに乗車し、まず「芸大通」駅下車。目の前に巨大な「世界のクルマの進化と文化をたどる、トヨタ博物館」。ここは、19世紀から現代までの日米欧の代表的な車両140台を動態展示し、とりわけ垂涎もののビンテージクラシックカーには興奮を抑えきれない。どれもが十分に整備され、ほぼ現役として走ることができるからすごい。広い室内のスペースにぜいたくなレイアウト。展示ディスプレイの技にも感心する。県外の方、トヨタが嫌いな方も、ぜひ、訪れて欲しい。間違いなく、満足できる。
施設内のレストランでの昼食後、リニモで次の訪問地へ。「陶磁器資料館南」駅で下車すると、目の前に「知の拠点あいち」の大きな建物。ここは、付加価値の高いモノづくり技術を支援するため、最先端の研究開発の拠点で、新技術の開発・実用化や新産業の創出を促進する産学行政連携の研究プロジェクトを展開し、付加価値の高い製品・素材につながる技術の創造を目指している。施設は「あいち産業科学技術総合センター」と「あいちシンクロトロン光センター」の2つに分かれ、とりわけ、シンクロトロン光によるナノレベルの計測分析の装置をはじめて見た参加者は、なかなか理解ができないまま、ただただ驚くばかり。3時間の解説の予定を、わがままを申し上げ半分にしていただき、しかしながら、参加者から次々と質問も出され、リアルに見学でき解説をいただいたことは、本当に貴重な経験に。
長時間にわたる見学を終えて、再びリニモで、最終目的地の「愛・地球博記念公園」駅へ。昨年11月、ご存じ「ジブリパーク」も開園し、かつて2005年に開催した万博会場もずいぶん雰囲気が変わり、来園者も多い。しかしながら相変わらず日陰も少なく、炎天下での来園は過酷であろうと心配するのは私だけだろうか。何年たっても公園の作り方そのものがあまり進歩していないようだ。現存する素晴らしい森や公園の教訓を学ぶ気はないのだろうか。ということで、午前10時から午後4時までの晴天の下でのセミナーは、和気あいあいの情報交換も交えながら、無事終了した。終点「藤が丘」駅の近くの居酒屋のビールはしびれるほど旨かったことはいうまでもない。暑さの中、10,000歩踏破のセミナーであった。
(事務局 林 記)
○日本インテリアプランナー協会 関西
【JIPAKよりご報告】
■令和5年度定時代議員総会を行いました。
http://kipa.or.jp/news/2294.html
- 開催日時:令和5年5月20日(土) 13:45~15:45(ZOOM併用)
- 会場:大阪産業創造館 5階研修室A・B
- 代議員数49名のうち会場出席者 25名、Zoom出席者7名、委任状8名
・コロナ禍から日常生活が戻りつつあり、会場で集まれたことは喜ばしい。
・オンライン会議によるJIPA委員会の全国連携や事務局のテレワークなど今後も良いところは今後も取り入れたい。
・大阪万博、京都への文化庁移転など活動が増える期待もあるが、会員数の減少への対策も課題である。
・令和4年度コロナ禍による活動の中止や延期が多い中、IPサロンキャリアセミナーや受験対策講座を開催した。
・定款の変更、Webによる機関紙table、メルマガなどの情報発信、他団体の発信も行った。
・令和5年度の事業方針のテーマ:新しい社会に連動した活動の展開と全国への発信
・事業収入の拡大を見込む。諸活動の再開に期待。IPガイドブックは未定だが収益予定。
・バナー広告の収益も検討したい。+15%を目標にしたい。HPの改良も今年度行いたい。
・企業・会員サービス委員会の発足。(委員長:佐々木 武、副委員長:白井 進、片岡 宏正)
総会記念講演(国際委員会)国際セミナー「ミラノサローネ2023報告」開催しました。
- 講師:能口仁宏(株式会社大彌リビング代表取締役社長)
【JIPAKよりお知らせ】
■機関紙tableのご紹介
■遊子の会スケッチハイク参加者募集(事業交流委員会)
2016年よりスタートしましたスケッチハイク、長らくコロナ下での休止を余儀なくしておりましたが、今回幸い、昨年のクリスマスパーティに参加していただいた、日本伝統いぶし瓦窯元光洋製瓦株式会社、笹田様のご好意により、工場敷地内の薫銀別邸での宿泊をさせていただけることになり、周辺の静かな田園風景やいぶし瓦のある風景をテーマに、スケッチハイクするとともに、里山の環境を満喫することにしました。
- 場所:姫路市舟津町(播但線 香呂駅下車)光洋製瓦株式会社 薫銀別邸泊
- 実施予定日:6月29日(木)30日(金)雨天決行
1日目 姫路城見学 バスかJR播但線による光洋製瓦株式会社への移動、宿泊
2日目 現地でのスケッチや瓦の体験学習他の自由行動 - 費用:現地までの往復交通費、姫路城入場料、飲食代 尚宿泊は無料
集合場所等はおって連絡させていただきます。薫銀別邸での宿泊仮予約は8~10名の仮予約済み、参加ご希望の方は6月10日までに、JIPAK事務局http://kipa.or.jp/about/access、事業交流委員会 森本もしくは小林までメール・TELにてご連絡ください。
編集後記
中国地方も梅雨に入り、雨音の鳴る日が続いています。6月にはインテリアプランナーの学科試験もありますが、今年も沢山のインテリアプランナーの仲間が誕生すると良いですね♪
2023.6. 発行
編集・発行:JIPA情報・広報委員会