JIPA NEWS No.007を配信しました
ご挨拶
会員の皆様こんにちは、情報・広報委員長の伊藤です。情報・広報委員会よりお送りしているメルマガも今回で第7号となりました、メルマガに掲載予定の記事を確認していると、第1号の頃に比べコロナの影響も薄まり、以前の生活様式へ少しずつ戻りつつあるのを実感します。
情報・広報委員会は今後も全国の会員の活動を皆様にご報告致しますので、楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
情報・広報委員長 伊藤 晋司
各地域協会より
「活動報告・告知」
〇東京インテリアプランナー協会
■JIPAT 2023年新年交流会を3年ぶりに対面開催しました
コロナ禍で中止を余儀なくされていたJIPAT新年会交流会を、国立競技場に隣接する
日本青年館ホテルで1月27日(金)に開催しました。昨年は遠隔方式によるWeb新年会を
試み、あらかじめ参加者のもとに届いた料理と飲み物を前に開催しましたが、3年ぶりの
対面開催はやはり格別のものがありました。
正会員、一般会員、法人会員など80名を超える参加があり、多数出席いただいた法人
会員の全社名をプロジェクターで映して紹介しました。料理は立食で、近頃よく見られる
小分けパッケージではなく大皿による提供で、見た目にも大変華やかとなりました。
新入会員の紹介、JIPA活動報告、IPAアワード報告、各委員会活動報告のほか、新年企画
イベントでは「おみくじ」を参加者に引いてもらい、今年の運を試してもらいました。最後
に参加者全員が正面ステージに集合し、記念撮影して終宴しました。
■Salon de IP 2023(リアルイベント)を開催しました
JIPAT国際委員会では、この度Salon de IP 2023と題し、デンマーク人デザイナー
Lars Vejen氏をお迎えし4年ぶりのリアルイベントを開催いたしました。
初めての試みとして、リアルとzoomウェビナーのハイブリット開催を行いました。
- 日時:2023年3月10日(金) 18:00~19:30
- 場所:東京デザインセンター5Fクラフテック・ギャラリー
- テーマ:Lars Vejenのものづくり
- スピーカー:Lars Vejen氏 (建築家・デザイナー)
- 通訳:フランク・ラ・リビエレ氏(JIPAT一般会員)
- 司会:小早川 梓(JIPAT国際委員会委員長)
- 内容
デンマークと京都に拠点を持ち、建築や家具、照明など、さまざまなデザインを手がけているVejen氏。1995年に初めて日本を訪れ、京都で出会った人との関わり、日本の職人との出会い、日本の文化や技術をどの様に受け止め、デザインに取り入れているのかを、かつての写真や作品、現在進行中のプロジェクトを見ながら、説明していただきました。デンマークと日本の共通点や相違点、日本のものづくりの魅力、日本の技術の大切さなど、Larsさんの視点から見える日本の姿はとても興味深いものでした。
セミナー終了後は交流会を開催し、ゲストとしてお越しいただきましたデンマーク大使館の公使参事官
トーマス・ホイルンド・クリステンセン氏にご挨拶をいただきました。短い時間でしたが、普段お会いできない方々との交流が生まれ、様々な情報交換がなされ、大盛況のうちに閉会となりました。 - 参加者数 リアル参加62名(JIPAT会員46名・ビジター16名)オンライン参加24名
- アンケート結果(一部抜粋)
・はじめてこのイベントを知りました。大勢の熱気あふれる参加者に囲まれて、刺激的でした.
・特に印象に残ったものはプレハブのような集合住宅で、メインが木材になっていることで建築物と自然がうまく混ざり合い、温かみのある住宅になっていると感じた。 建築、インテリアのどちらも木材を使うことで空間に溶け込みやすくなるということだけではなく、環境に良いということをあらためて知ることができた。
・Larsさんの様なデザインと社会貢献に意欲的なデザイナーの取り組みを知れて、とても刺激になりました。どのデザインも大変美しく、また新鮮な印象を受けました。今回のセミナー開催にあたり、協力された各社の皆さんの取り組みや成立ち等も、大変興味深く、もっと詳しく知りたいと思いました。 - 後援:デンマーク大使館
- 協力:Educational Visits Denmark・ Kvadrat Japan・Bo Concept
- 会場提供:株式会社東京デザインセンター
〇日本インテリアプランナー協会 静岡
■『インテリアプランナーのクリエイティブな世界展』 及び新年会 開催報告
協会会員有志による、公私にわたる作品の展示会を開催
- 日時:令和5年2月4日(土) 展示会13時~17時
- 会場:静岡市市民ギャラリー
事前打ち合わせが大雑把であったにも関わらず、さずがのプロ集団、会場設営・撤去の手際良さは感動的。
天候にも恵まれ、市民ギャラリー全体への来場者も多く、当展示会にも60名の来場者が鑑賞されました。
バラエティーに富んだ展示は大好評で、一日の開催ではもったいないとの言葉も頂きました。
展示内容は
- 地元の風景写真や島田の奇祭「帯祭」の舞台裏を切り取った写真
- ペットをモデルにした油絵
- セミナーの動画を番組風に取材編集した映像
- 全国大会やセミナーの動画展示
- 「月」の大パネル写真類
- おうち時間活用して始めた仏画
- イラスト&マップ
- 設計作品のパース
- 地元木材活用住宅の写真類
- トールペインティングのリース・ひな人形
など多岐にわたり、更に賛助会員各社のリーフレットも配布
新年会はSPICE CAFÉ modhaju(モダージュ)で開催
3年ぶりのリアル新年会で楽しく有意義な時間を過ごせました。
〇日本インテリアプランナー協会 中部
■賛助会員様セミナー開催の報告
- 日時:2023年1月13日(金) 18:30~20:30
- セミナー参加会員:14名
名古屋駅前のウィンク愛知にて、賛助会員リンテックサインシステム株式会社様に「デジタルプリントインテリアの現状~誕生から現在、そして未来へ」と題してデジタルプリントの壁紙についてのセミナーを開催していただきました。同社は世界的にも業界で初めてデジタルプリントに進出した先駆者です。セミナーでは小島一仁社長からデジタルプリントの印刷機の心臓部でもインクジェットの機構やそれを支える技術がほぼ日本の独占状態であることや、最新の世界の印刷機の動向といったハードのリアルな情報から、それらを駆使したデジタルプリントのソフト面での優位性を実例の写真を使って、大変丁寧にご説明いただきました。デジタルプリントは年々シェアを広げており、欧米や中国ではすでに全体の20%を占める市場とのことでした。日本ではまだ2.5%程度ですが、柄のリピートや色に制限のないこと、必要量だけを出力できることから在庫を作らず環境にも配慮された技術であるため、今後急速に成長する分野ということで、各壁紙メーカーが力を入れ始めているという大変興味深いお話を伺うことができました。
セミナーの中では、リンテック様のデジタルプリントを発売当初から現場施工されている有限会社K.W.Cの君和田重則代表に施工実演していただき、デジタルプリント紙ならではの注意点や失敗しない施工方法など軽快なトークで大変楽しく聞かせていただきました。セミナー後は会場近くのワインバーで久しぶりの対面での交流会を開催いたしました。リンテック名古屋営業所の橋本弘道所長はワインのエキスパート資格をお持ちで、橋本所長のお見立てのワインで参加者全員大満足の交流会となりました。
■IPA2022 CIP会員受賞者のセミナー開催のご報告
JIPAのインテリアプランナーアワード「IPA2022」に、CIPのメンバー二人が受賞される
というすばらしい結果を受けて、受賞者セミナーを催いたしました。
セミナーではお二人のトークセッションという形式で、受賞された作品の思いを語って
いただきました。
その後の質疑応答の時間には、来客のゲストから豊田市近郊の木材に関する情報などを
頂くこともでき、ウェブセミナーでは感じにくい熱気のある大変有意義な時間を持つこと
が出来ました。
このアワードを、多くの方に知って頂くことで、2023年度以降の受賞者セミナーの開催
など、CIPの活動として続けられればと思います。 (IPA実行委員)
- 講師:溝口 周子 氏(CIP正会員)
名古屋造形大学 空間作法領域 教授/+wow designassociates 代表
新堂 博之 氏(CIP正会員)
建築家・コンピュテーショナルデザイナー/株式会社SENSUOUS 代表取締役 - とき:2023年3月4日(土)14:00~16:00
- ところ:名古屋造形大学 3F 講義室1
〒462-8545 名古屋市北区名城2丁目4番1 - 主催:日本インテリアプランナー協会 中部 (担当:事業委員会)
■今後の活動計画
1)「リニモで巡る春の交流会」(担当:交流国際委員会 )
リニモ沿線のモノづくりに関わる施設をリニモに乗って巡る交流会を企画しています
- とき:2023 年 5 月 17 日(水)
・トヨタ博物館 (芸大通駅)
世界の車約 140 台を中心に自動車の誕生から発展の歴史を見学
・知の拠点 あいち (陶磁器資料館南駅)
愛知県の付加価値の高いモノづくりを支援するための研究開発拠点を見学
・愛・地球博記念公園 (愛・地球博記念公園駅)
万博後の施設の利用状況を見学
2)賛助会員セミナー ツカサデザインコマース様(リアルセミナー)
- とき:5月中下旬
名古屋市栄のツカサデザインコマース様のSRに於いて新作クロス(トミタ)のご案内をいただいた後、リアルセミナーを開催していただきます。(担当:事業委員会)
[編集後記]
ようやくコロナ規制もほぼ収束、気温も上がって過ごしやすくなるかと思いきや、黄色い微粒子に泣かされながらの編集となりました。花粉?いやまだ年明けたばかりですよ。えっもう3がt…気のせい気のせい。
2023.3. 発行
編集・発行:JIPA情報・広報委員会